パソコンやスマホを眺める時間が増え、一日を終える頃には目が疲れたと感じることが多いです。
視界がぼやけて目がかすんで見える、目の奥から疲れを感じる、頭痛がすることがあるなど、目の疲れからは様々な不調を感じます。
翌朝に疲れを残さないよう、セルフケアのコツや漢方を利用してみましょう。
つらい目の疲れでお悩みの方は、ぜひチェックしてみてください。
つらい目の疲れ、主な原因は?
つらい目の疲れ、気が付いたら眉間にシワを寄せて怖い顔になっている可能性もあります。
自分の目の疲れはどこから来ているのか、まずは原因を探ることから始めてみましょう。
目の疲れには、主に以下のような点が挙げられます。
目の不調
目の疲れを感じるとき、眼自身に不調が現れている可能性があります。
ドライアイである眼のピントが合いにくいといった不調によって眼に力が入り、疲れやすくなることがあります。
ただ疲れを感じているだけなのか、他の症状も現れているのかなどをチェックしてみましょう。
環境により疲れが生じている
目の疲れは、環境による影響が大きいです。
特に現代、パソコンやタブレット、スマホが欠かせなくなりました。
電気を消して布団の中に入ってから、スマホをいじってしまうという人もいるでしょう。
また、長時間にわたってパソコン作業をしなければならないときもあり、目を酷使している人が増えています。
一日を終える頃目にどっと疲れを感じ、電子機器の画面を見たくないと思ってしまうこともあるでしょう。
仕事柄パソコンなどの画面を見る機会が多い人は、休憩を上手に挟みながら行なうなどの対策をすることが大切です。
ストレスや疲れ、睡眠不足
環境による影響が大きい目の疲れ、環境からストレスや疲れ、睡眠不足などの不調を感じることがあります。
この不調が、さらに目の疲れを悪化させてしまうので気を付けましょう。
身体の不調によってイライラする、夜なかなか寝付けないなどといった生活が続き、目が休まらないという悪循環に陥ってしまうのです。
つらい目の疲れ、漢方を試してみよう
目がつらい、少しでも早く不調から解放されたい、そんなときは漢方を利用してみましょう。
数えきれないほど多くの種類がある漢方、目の疲れをやわらげてくれるものも存在します。
いくつかご紹介するので、ぜひ取り入れてみてください。
杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)
疲れ目やかすみ目におすすめの漢方です。
めまいやむくみ、のぼせなどの症状にも効果が期待できるため、目の疲れ以外の不調も改善することができるでしょう。
頻尿や排尿困難にも効果を発揮してくれる漢方です。
桂枝加竜骨牡蠣湯エキス顆粒(ケイシカリュウコツボレイトウ)
不眠症、イライラして眠れない、神経質であるといった人におすすめの漢方です。
不眠やイライラなどからくる目の疲れをやわらげてくれます。
眼精疲労にも良いと記載があるため、自身の気分の状態を確認してぴったりの漢方かどうか考えてみましょう。
精神的なダメージを受けやすい人には、効果が期待できる漢方です。
洗肝明目湯(せんかんめいもくとう)
目の疲れや不調全般に作用してくれる漢方です。
目のかゆみや目の充血、乾燥、目の腫れや痛みなど、幅広い不調を改善できる漢方となっているため、目の疲れや不調を感じているときにぴったりです。
ただし、冷え症状を感じている人には逆効果となってしまう漢方なので注意してください。
つらい目の疲れをやわらげることができるセルフケア
つらい目の疲れ、漢方を利用すると同時にセルフケアも実践すると、より効率よく症状の改善を図ることができます。
そこでここでは、目の疲れをやわらげるのにおすすめのセルフケアについてご紹介しましょう。
目の疲れは温めることが大切
目が疲れた、身体全体もだるく感じるというとき、みなさんはどんなケアをしていますか?
目の疲れには、温めるのが有効です。
ドラッグストアでホットアイマスクと呼ばれる商品を見かけるように、疲れ目は温めるのがポイントです。
自宅にあるもので目を温めようと思ったら、蒸しタオルがおすすめです。
濡らしたタオルを、熱くなりすぎないように電子レンジで温めます。
それを目元に乗せてゆっくり過ごすだけで、目の疲れをやわらげることができるのです。
新しくグッズを購入する必要もなく、だれでも手軽に始められるセルフケアの一つです。
パソコン画面の明るさを調節してみる
暗い画面を見ていると目が悪くなるといいますが、もともと光彩の色素が薄い場合や疲れを感じて瞳孔の開きが悪くなっているときに、明るい光は目を疲れさせてしまいます。
その結果眼球にストレスがかかり、目に疲れを感じるようになるのです。
普段からパソコンの画面を見ることが多い人は、ぜひ画面の明るさを調節してみてください。
まぶしい画面を見ながら作業するより、程よい明るさで作業する方が目に負担をかけずに済みます。
目の疲れ具合も変わってくるので、ぜひ試してみてください。
近くと遠くを交互に見てみよう
パソコン作業に集中しているとき、気が付いたら数時間画面を見っぱなしなんてこともあるでしょう。
これでは目の疲れが溜まっていくばかりなので、1時間に1回は休憩すると決めてパソコンの画面から目を離してみましょう。
ただ目を離すだけでなく、近くと遠くを交互に見るのがポイントです。
数メートル先を10秒眺める、次に30㎝ほど先の近くを10秒眺める、これを数回繰り返してみましょう。
デスクから離れて行なうと、より気分がすっきりします。
つらい目の疲れは早めのケアが大切!漢方を利用したりセルフケアを実践してみよう
目がかすんで見える、ピントが合わない、しょぼしょぼした感じがする・・・目の疲れによって感じる症状は人それぞれです。
普段の生活のどんなことが原因して目が疲れているのかを考え、漢方や簡単にできるセルフケアを試してみましょう。
それと同時に、疲れたら早めに休む、ストレスを溜めない、食事の栄養バランスに気を付けるなどの対策を少しずつ始めていくと、目のつかれを感じにくくなるでしょう。