水素水は、普通の水の中に機械を使って水素を注入したものです。
水の中に含まれている水素は時間の経過とともに濃度が低くなっていくとも言われ、製品によって生成できる水素水の濃度や持続時間など異なります。
ここでは、水素水の中の水素がどれぐらいの時間で抜けていってしまうのか、できるだけ水素を長く留めるためにはどんな保管方法が良いのかなどについて解説します。
水素水の中の水素、どれぐらいで抜けていってしまう?
せっかく水素水を飲むのなら、高濃度と呼ばれる水素をたっぷり含んだ状態の方が良いですよね。
一見すると普通の水にしか見えない水素水、気になるのはどれぐらい水素が含まれているのか、またどれくらいのスピードで抜けていっているかという点でしょう。
さっそく水素が抜けていく時間について調べてみました。
保存する容器によって水素の持続時間は異なる
水素は、どんな容器に水素水を保存しているかによってその持続時間が異なります。
水素水に利用されることの多い容器を順に記載し、それぞれにおける水素の持続時間を比較してみましょう。
容器の種類 | 水素が抜けるまでのおよその時間 |
コップに入れた水素水 | 3時間 |
アルミパウチタイプ | 開封後は3時間程度で水素濃度が半分に |
水素水の多くが、一度空気に触れると時間とともに抜けて行ってしまいます。
アルミパウチタイプはしっかり蓋を締めなおすことで、水素が抜けるのを予防できるので、利用する際は意識してみましょう。
コップに入れた水素水は3時間ほどで水素が徐々に抜けていっているので、早めに飲むのがおすすめです。
どんな方法で水素水を利用するのかによって、濃度や水素が抜けるまでの時間が変わってきます。
水素水を選ぶ上で、この点についてはしっかりチェックしておくと安心です。
なぜ水素は抜けやすいの?
水素水は水素が抜けてしまうという話をよく聞きますが、そもそもなぜ水素は抜けやすいのでしょうか?
水素水は、水の中に水素分子を溶かしたものです。
この水素分子は宇宙一小さい分子とも言われており、とても小さいのが特徴です。
さらに分子には、小さいほど動きが速いという性質も持っています。
ここから、水素は動きがとても速い分子であることがわかります。
その結果、出来上がった水素水は早く飲まないと水素がどんどん抜けていってしまうのです。
水素水の中の水素をしっかり保つ方法
水素水は、高濃度のものを摂取する方がその分効果を期待できるといいます。
そこで、水素水の中の水素をしっかり保つ方法を知って、水素のパワーを身体で実感できるようにしましょう。
アルミニウムの容器に入れておく
水素を抜けにくくしておくためには、アルミニウムの容器に入れるのがおすすめです。
アルミパウチで販売されている水素水があるように、アルミニウムの容器に入れておくと水素が抜けにくくなっています。
飲みきれなかった水素水を保管しておきたいときは、アルミニウムの容器を選んでみましょう。
出来立てを飲むため水素水サーバーを使用する
水素が抜ける心配をする必要なく安心して飲めるのが、水素水サーバーで作った水素水です。
コップに入れると水素は抜ける一方ですが、飲みたいときに適量をサーバーから移して飲む分には水素が抜ける心配はせずに済みます。
水素は、水の中に溶け込んでいると言われても透明なためわかりません。
最近では卓上型のコンパクトな水素水サーバーも登場しているので、手軽に新鮮な水素水を利用できるようになりました。
また、携帯できるボトルやタンブラータイプの水素水もあります。
必要なときに飲みたい分だけ作ると、水素が抜けていっているのでは?と不安に思わずに済みます。
ペットボトルに移して保管するのはやめよう
自宅で作った水素水、残ってしまったからペットボトルに入れて保存しておこう・・・という人はいませんか?
身近な存在であるペットボトル、何かと便利な存在ではありますが、水素水を保存するのには向いていません。
小さな水素分子は、ペットボトルにある隙間からどんどん抜け出てしまうからです。
さらに、蓋を開けるとそこからも水素が抜けていきます。気がついたときにはタダの水になってしまっている恐れもあるので気をつけましょう。
水素水は濃度が大事!慎重に製品を選んで高濃度水素水を利用しよう
水素水は、空気に触れたり時間の経過とともにどんどん抜けてしまうという水素を含んだ水です。
できる限り高濃度なものを選び、保存する容器に気を付けたり、生成方法にも注目してみましょう。
安心して水素水を飲めるよう、以下の点に注意しながら水素水を選んでみてください。
濃度に注目
水素水を選ぶ上でまずチェックしたいのが、濃度です。
高濃度水素水と紹介される製品も登場しているように、濃度が重要です。
一つの目安として、1.6ppmという数字をチェックしてみましょう。
この1.6ppmというのが水素水に含まれる水素の飽和値になるからです。
しかし、この1.6ppmも出来上がった瞬間から少なくなっていっています。
できる限り高濃度な水素水を作れる機器や方法を選び、出来上がったら早めに飲み切りましょう。
生成方法にも注目しながら選ぼう
水素水を作る方法には、水素水サーバーやボトルにスティックを入れるタイプ、すでに水素水が完成しているアルミパウチタイプなどがあります。
出来立ての水素水を飲みたい、水素をたっぷり含んでいるものが良いというときは、水素水サーバーやスティックで作ったものがおすすめです。
水素が抜けきる前に飲みきれるよう、作り方にもこだわって選んでみましょう。
普段どれぐらいの頻度で飲むのか、またどこで飲むことが多いかを考えながら選ぶのもポイントです。
水素水は少しずつ水素が抜けてしまうもの。
飲むタイミングを意識しながら利用しよう
水素水は、出来上がってから少しずつ水素が抜けて行っています。
そのため、飲むタイミングに合わせて作ったり、保存する場合の容器などにも気を付けてみましょう。
コップに注いだ水素水は、3時間もすれば水素がかなり抜けてしまっています。
飲みたいときに必要な分だけ作っておく方法が、水素が抜けてしまう心配をしなくて済むでしょう。