現代では健康や美容のために、水素水を定期的に飲む人が増えてきています。それだけ水素の抜群の効果が注目を集めているということでしょう。
水素の働きで最も期待されているのは、悪玉活性酸素の除去です。活性酸素は体内に侵入してきた細菌などを退治する大切な役割を担っています。私たちに必要な存在ではあるのです。問題は過剰に発生した活性酸素になります。
酸化力の強い活性酸素は周囲の細胞にダメージを与えることになるのです。適度な量の活性酸素は必要ですが、一定量を超えた活性酸素は弊害となります。細胞の老化を早め、錆び付かせていきます。
この症状が、肌のシミやくすみ、シワなどに現れたり、糖尿病や高血圧などといった生活習慣病につながっていきます。悪玉活性酸素は癌の発生にも関係するといわれていますので、可能な限り除去していきたいですね。
高い抗酸化作用を持っている水素は体に悪影響を及ぼす悪玉活性酸素を効果的に除去することができます。これがアンチエイジング効果や美肌効果、体質改善に繋がっていくわけです。水素水を愛用する人が増えているのも当然の話なのかもしれません。
水素を摂取する方法は、水素水を飲むか、水素サプリメントを飲むかという選択になりますが、飲むのであればできるだけ効果的に水素を摂取したいですね。今回は水素水の飲み方についてお伝えしていきます。
どのくらいの量を飲むのがいいのだろうか
1日に摂取したい水素水はどのくらいの量なのか
成人が必要な水分は1日およそ3リットルといわれています。もちろんそのすべてを飲料水で補うわけではありません。食事にも水分は1リットルほど含まれていますし、炭水化物の代謝からも水分0.3リットルほどは作られます。
飲料水で補う量としてはおよそ1.5リットルになります。ですから1日に摂取したい理想的な水素水の量は1リットルから1.5リットルなのです。
水素水を定期的に飲んでいる人の60%以上がほぼ毎日飲んでいるといわれていますから、理想は毎日およそ1リットルの水素水を飲み続けることです。
効果が感じられるのはどのくらいの量からなのか
毎日1リットルの水を飲まなければならないのかというと、必ずしもそうではありません。毎日200ミリリットルでも1ヶ月飲み続けていれば効果を感じることができるそうです。
実感できる効果としては、便通などの改善、肌質の改善、疲労感の緩和になります。他にも風邪をひきにくくなったという意見などもあります。
水素サプリメントは服用の回数などが記されていますが、水素水にはこれ以上飲んではいけないというラインが決められていません。活性酸素が除去された後の余分な水素は体外に出ていってしまいますので、飲み過ぎは意味がありません。ミネラルウォーターと同様のことがいえますが、極端な飲み過ぎは体に良くないのです。
毎日400ミリリットルから600ミリリットル飲んでいる人が多いようです。このぐらいの量であれば問題なく飲み干すことができますね。水素はとても小さな分子でできており、開封後はどんどん抜けていきますのでできるだけ早く飲むことも大切です。
毎日500ミリリットルは水素水を飲み、残りの1リットルは他の飲料水でカバーするというのが継続しやすいのではないでしょうか。
どんなタイミングで飲むのがいいのだろうか
効果的なタイミングはいつごろなのか
水素水を飲むタイミングとしては、やはり活性酸素が多く発生するタイミングが効果的です。そのためには活性化酸素がどんなときに多く発生するのかを知っておかなければなりません。
激しい運動の後は活性酸素が多く発生します。運動後に水素水を飲むのは水分補給にもなりますので一石二鳥ですね。タバコを吸ったり、アルコール飲んだ後も同様です。さらにストレスを感じているときも活性酸素は発生します。
また、入浴後は免疫機能が高まりますが、このときにも善玉活性酸素と悪玉活性酸素が同時に多く発生します。つまりお風呂上りも水素水を飲むには効果的だといえます。
寝る前もお勧めです。就寝中は細胞を修復するメンテナンスの時間帯ですので、それを補助することができます。ただし、活性酸素は水素と結びつくと水になりますので、寝ている最中にトイレに行くことにはなるかもしれません。
一番効果的なタイミングはいつごろなのか
水素水を飲むのに一番効果的なのは、「起床後すぐ」といわれています。起床時は最も水分が不足している状態です。このタイミングに水素水を飲むことで体全体に浸透しやすくなるのです。
ですから1日1回飲むと決めている人は、朝起きたタイミングがベストということになります。毎日決まった時間に飲んだ方が効果的だともいわれていますので、目が覚めたときには必ず1杯の水素水は飲みたいですね。これで快調なスタートをきることができます。
まとめ
飲み方の注意点
暑い夏には冷たい水を飲みたくなるものですが、冷たい水をたくさん飲むと体が冷えてしまいます。冷たい水はあまり体によくないのです。ですから水素水を飲む際も冷たくしたものをたくさん飲まないように注意しましょう。
水素水は常温で飲むのが最適です。温かくして飲むことも可能ですが、40°までを限度としてください。60°以上になると水に含まれている水素が大気中に拡散してしまいます。ちなみに凍らせた状態では水素は逃げ出しません。
水素水の飲み方のアレンジ
ウイスキーや焼酎を水割りにするときに水素水を使用するというアレンジもあります。アルコールを摂取すると活性酸素が多く発生しますからちょうどいいですね。水素水で割ることで二日酔いの防止にもなります。
うどんやそばなどのつゆを作るときにも水素水を使用することは可能です。味が変わるということはありませんが、水素水の摂取量を増やすことができます。
このように同じ水素水を飲むにしてもタイミングによって効果は変わってくることになります。ポイントの一つに「毎日継続して飲んでいくこと」があげられますので、毎日時間を決めて水素水を飲むのがいいでしょう。すぐに効果を実感できるはずです。
ぜひ効果的に水素水を活用して、健康な体づくり、年齢を感じさせない肌づくりを目指してください。