寒さが厳しい毎日、夜お風呂にゆっくりと浸かったのに寝る頃になると足先が冷えてしまって眠れない・・・そんな日々を過ごしている人もいるのではないでしょうか。
足が冷たいだけで全身が冷えたように感じ、寝付けずに辛い時間を過ごすことになってしまいます。
今回は足の冷えに注目し、上手に温めてぐっすり眠る方法についてご紹介しましょう。
夜ぐっすり眠れるよう、足を温める方法とは?
寝ようと思って布団に入ったけれど足が冷たくて寝付けない、お風呂から上がってすぐに冷えを感じる・・・寒い冬を過ごしているなかで足の冷えはつらいものです。
睡眠不足を招き疲れがすっきり取れないという悪循環な日々を招いてしまうことにもなります。
そこで少しでも早く足の冷えを解消してぐっすり眠れるよう、以下の方法で足元を温めてみましょう。
簡単なストレッチで血行促進
ぽかぽかと温かい足で布団に入ると、すぐにぐっすりと眠れるようになるでしょう。
お風呂ではしっかり温まったのにすぐ足が冷えてしまう、そんなときは簡単なストレッチで血行を促進していきましょう。
簡単にできるストレッチを実践するだけでも、足が温まってきます。
いくつかのストレッチをご紹介するので、さっそく今日から試してみてください。
手足をぶらぶら
寝転べるスペースがあればいつでもできるのが、手足をぶらぶらさせるストレッチです。
仰向けになった状態で、手首と足首をぶらぶらさせます。
リラックスできるので手足の緊張がほぐれ、少しずつ温まってくるのを感じられるでしょう。
太ももを伸ばすストレッチ
壁または椅子を使ってできるストレッチで、左手を壁や椅子につけて身体を支えておきます。
右手は右足を足首を持ち、膝をしっかりと曲げながら太ももの前側を伸ばしていきます。
ゆっくりと曲げていきながら、太ももを伸ばしていくのがポイントです。
足先でグーパー
足先でグーパーも、簡単にできる運動の一つです。
椅子に座っているときや、身体を横にしているときなどいつでもできる運動になります。
足の指をグーのときにギューッと縮め、パーのときに足の指を広げるようにします。
これをたった10回繰り返すだけでも、じんわりと足先が温まってくるでしょう。
東京タワーストレッチ
足元だけでなく身体全体を伸ばしてリラックスしたい、そんなときにおすすめなのがこちらのストレッチです。
自身の身体を東京タワーのように伸ばして、身体をほぐす方法です。
アキレス腱を伸ばすようなイメージで、足を前後に伸ばし、軽く曲げておきます。
両手を組み人差し指だけ伸ばしておき、天井に向かって腕を伸ばします。
この姿勢で前足が出ている方に向かって身体を傾けていき、そのまま10秒ほどキープしてみましょう。
左右行なうだけで身体のコリをほぐすことができ、ぽかぽかと気持ちよくなるはずです。
寝る前の飲み物も重要
足先が冷えてどうも寝付きにくい、なかなか眠れずトイレにまで行きたくなってしまう・・・そのような毎日から少しでも早く抜け出せるよう、ストレッチに加えて寝る前の飲み物も意識してみましょう。
良かれと思って飲んでいる飲み物がうっかり身体を冷やしてしまう恐れがあるため、身体を温める飲み物を意識して飲むようにしたいです。
以下の飲み物は、身体を温めてくれます。
- 紅茶
- ゴボウ茶
- タンポポ茶
- ココア
- 黒豆茶
アルコール飲料でみると、赤ワインや日本酒、紹興酒が身体を温めてくれます。
普段何気なく飲んでいる飲み物が足を冷やすことになっていないか、振り返ってみましょう。
足を温めるグッズも上手に活用してみよう
足を温めるストレッチなどを実践すると同時に、便利なグッズも活用してみましょう。
効率よく足元を温めることができるので、スムーズに眠りにつくことができます。
湯たんぽをセットしておく
昔ながらの湯たんぽを、寝る時間に合わせて布団の中の足元にセットしてみましょう。
電気を使わないエコな湯たんぽは、時間が経過するとともに冷めていきます。
ぐっすり眠るためには体温を徐々に下げていくことが大切であるなか、湯たんぽはぴったりのアイテムといえます。
低温やけどをしないよう、お湯の温度や湯たんぽを入れるケースなどには注意するようにしましょう。
靴下も上手に使ってみよう
足先は冷えて眠りにくいとき、靴下を履いている人も多いでしょう。
しかし、締め付け感のある靴下ではかえって血行を悪くしてしまいます。
そこで、寝るときに靴下を履くのなら、大きめサイズを選びましょう。
朝起きたら脱げてしまっていたといった具合のゆるゆる靴下がベストです。
眠るときように、ワンサイズ大きめの靴下を用意しておくのも良いでしょう。
目の周りを温めてみよう
足の冷え対策に目の周り?と一見関係がないように思われますが、実は目の周りを温めることで身体をぽかぽかにすることができるのです。
電子レンジで蒸しタオルを作ったり、蒸気で温めてくれるアイマスクなどを活用して、寝る前に目元を温めてみましょう。
寝る直前の10分間、目を温めるのがポイントです。
目を温めると、リラックス作用のある副交感神経が優位に働き始めます。
一方交感神経の働きは弱まり、手足の末梢の血管が膨らみ始めます。
ここから身体が温まり、寝つきやすくなると考えられているのです。
目の疲れを取りたいときにも目元を温めるのはおすすめの方法なので、一石二鳥と言えます。
自宅にあるものですぐに実践するのなら、蒸しタオルが良いでしょう。
足の冷え対策を始めて、夜ぐっすりと眠ってみよう
一度足の冷えを感じると、全身にまで寒さを感じるほどです。
特に寝る前に足が冷たくなってしまうと、温かいはずの布団に入ってもなかなか寝付くことができなくなります。
そこで、足を温めるストレッチやおすすめの飲み物などを取り入れながら、便利なグッズも活用してみましょう。
小さなことを習慣にして続けるだけでも、足先の冷えは少しずつ改善されていきます。
冬を快適に過ごすため、足の冷え対策を始めてみましょう。